季節や天気に影響されない「年中大活躍する室内物干し設備や間取り」 | エルハウジング

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季節や天気に影響されない「年中大活躍する室内物干し設備や間取り」

間取りのアイデア2025/03/10

2025.03.10更新

おはようございます。エルハウジングです。

今回は、梅雨の時期だけでなく、寒さで洗濯物が乾きにくい冬にも役立つ「物干し設備」や「便利なアイテム」をご紹介いたします!

梅雨の時期は、天候の影響で部屋干しをする機会が増えますが、近年では季節を問わず、一年を通して室内干しをするご家庭が増えています。

その背景には、共働き世帯の増加や、花粉・PM2.5といった外気によるリスクの高まりがあります。そのため、室内物干し設備やランドリールームのニーズも高まっています。また、冬は気温が低く日照時間も短いため、外干しをしてもなかなか洗濯物が乾きません。

そこで今回は、室内干しを快適にするための「便利な設備」や「間取りの工夫」についてご紹介いたします。

室内物干しのメリットや室内物干しが向いている方

・天候に左右されない。急に雨が降っても安心。
・防犯上 外に洗濯物を干すのが不安。
・共働きで洗濯物を干す時間が夜になる。
・花粉やPM2.5などの外気リスク。
・冬の乾燥対策に部屋干しをする。

洗濯物を早く乾かすポイント

洗濯物は水分を多く含んでいると乾きにくくなります。そのため、できるだけ余分な水分を取り除くことが大切です。効果的な方法として、洗濯機の脱水時間を少し長めに設定すると、水分をしっかりと飛ばすことができます。
ただし、強い脱水をかけすぎると衣類の生地を傷めたり、型崩れを起こしてしまうことがあります。特に、冬に着る機会が増えるニットや厚手のトレーナーなどは、洗濯表示をよく確認したうえで適切にお手入れしましょう。

室内物干し設備や間取りの例

弊社の施工例をもとに、室内物干しや乾燥機の設備などをご紹介させていただきます。

①居室に設置する室内物干し

物干しと言えば「天井設置」「壁設置」「窓枠設置」などが定番ですが、
弊社の住宅施工例として多いものは室内用物干しホスクリーンのような天井から吊るすタイプです。

・天井設置タイプの室内物干し

天井から吊るすタイプの物干しにも種類があり、使用するときに竿を降ろして使う「昇降式」と
上の写真のような天井に設置した本体に専用のポールを差し込み使用する「スポット式」があります。スポット式は天井高に合わせて、高さを変えることができ、干しやすい高さを調整できます。

・壁に設置するタイプの室内物干し

すでに新築にお住まいで、追加工事をしたくない方には、ご自身でも簡単に設置ができる「ワイヤータイプ」の室内物干しなどもおすすめです。
壁に本体を取り付けてワイヤーを伸ばすだけの室内物干しです。
必要な時だけワイヤーを伸ばして、パッと手軽に洗濯物を干せるので、「雨の日だけ室内で干す」「普段は室内物干しを目立たせたくない」「生活感を出したくない」という方におすすめです。

・窓枠設置のタイプの室内物干し

最も簡単に取り付けできる室内物干しが欲しい方には窓枠設置がおすすめです。
工具不要なものが多く、窓枠やドア枠に引っかけて簡単に取り付け可能。ホームセンターやネットショッピングで買える便利アイテムです。

注意点

主に干す場所、足りないとき用の室内物干し、日当たりの良い室内など、設置したい場所や用途に合わせて活用してください。ただし、風通しが悪い室内で濡れた洗濯物を干すと、室内の湿度が急激に上昇してしまいます。室内の湿度が高くなると、雑菌の増殖や天井や壁、床、家具などにカビが発生する原因となり、さまざまなトラブルを引き起こしやすくなります。部屋干しをする際は、湿度対策もきちんと行いましょう。

 

②部屋干し派!ランドリールーム

年中室内干しをすることが多い方には、「ランドリールーム」の設置がおすすめです。
下の写真は室内物干し専用の個室です。

ランドリールームのメリット

・洗濯動線がよく家事効率が上がること
・雨の日、花粉の季節も気にせずに洗濯物が干せること
・防犯上 外に洗濯物を干すのが不安
・洗濯物を干す時間が遅くても、近隣の迷惑にならない

写真のモデルハウスでは、ランドリールーム内にエアコンを設置しています。エアコンの送風や除湿機能を活用することで、洗濯物を効率よく乾かし、生乾きの嫌な臭いを防ぐことができます。
また、ランドリールームがあると、「洗う・干す・取り込む・畳む・しまう」といった洗濯に関する一連の作業を一か所で完結できるため、家事の効率が大幅に向上します。さらに、天候に左右されることなく、毎日スムーズに洗濯ができる点も大きな魅力です。
加えて、アイロン掛けができるスペースを設けると、より便利に活用できます。

 

③バルコニーと室内干しを使い分けたい

バルコニーと室内干しを使い分けたいパターンの間取りです。

バルコニーと室内干しを使い分けするメリット

・洗濯動線がよく家事効率が上がること
・天気や花粉の季節、洗濯物を干す時間帯に合わせて使い分けができる
・室内干しでも窓が近くて換気がしやすい。湿気がこもりにくい。

ランドリールームとは異なり、上の写真は部屋干し専用の個室です。
バルコニーと隣接しているので、外干し用と使い分けることができます。
晴れた日は外、雨の日や花粉が気になる日は室内など、使い分けが可能です。

干した後、すぐに収納できるクローゼットがあると、干す→洋服をしまうという家事効率がアップします。
室内物干しが窓の近くにあると、換気がしやすく風通しが良いため、洗濯物が早く乾きます。

 

④洗面所と一体型ランドリールーム

洗面所に室内物干しを設置した施工例です。最大のメリットは移動がないことです。
天井に室内物干しホスクリーンを設置して直接洗濯物が干せる間取りです。

洗面所室内干しのメリット

・移動がないため、洗濯動線がよく家事効率が上がる
・雨の日、花粉の季節も気にせずに洗濯物が干せること
・換気設備が整っている
・洗濯物を干す時間が遅くても、近隣の迷惑にならない

洗面所・浴室など、水回りには換気設備が整っており、適度に換気をしながら洗濯物を干すことができます。
洗濯物を早く乾かしたい場合は、除湿器や扇風機などを併用することをおすすめします。

≫関連記事「洗面所の広さ2~3帖を見比べてみた

 

浴室暖房乾燥機を活用して洗濯物を乾かす

浴室暖房乾燥機は冬場に浴室を温めるために使うものと思われがちですが、実は湿気が多い季節にも大活躍します。
浴室暖房乾燥機の乾燥機能を使えば、洗濯物を乾かすことができます。

部屋干しした場合、部屋中の湿気やカビの発生が気になるという方は、浴室暖房乾燥機がおすすめです。
浴室暖房乾燥機なら洗濯物を乾かしながら除湿・換気運転もできるので、カビ発生を予防できます。

ただし、入浴後はしっかりお風呂の掃除をしましょう。
お掃除を怠ると浴室のカビの臭いが洗濯物に付いてしまうので、注意が必要です。

≫関連記事「浴室暖房乾燥機の魅力と対策

まとめ

近年、住宅の設備として室内物干しの需要が高まっています。
雨の日だけでなく、シーンや用途に合わせて一年中活躍してくれる設備・アイテムです。

室内物干しの活用によって家事の効率が上がります。
これから戸建てを購入される方、備えの一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

これから建築・一戸建て住宅の購入を予定されている方、ぜひ参考にしてみてください。

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