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安いだけじゃない建売住宅のメリットと購入する際のチェックポイントとは?

住まいのお役立ち情報2024/02/20

京都を中心に分譲住宅を販売しているエルハウジングです。
現在、弊社が販売している物件は「建売住宅」がほとんどです。

京都の土地は特性のある地域です。
土地は狭く、制約が厳しく、なかなかご希望通りの土地は見つけにくいかもしれません。

そんな状況の中、弊社は京都を中心に住宅を販売しています。
京都に生まれ、京都で建築技術を育んだ弊社は地域密着型のコミュニティを生かして土地を購入し、その土地に合った間取りを作成し、確かな技術と社内検査体制で建築を行っています。
社内で購入から設計・建築まで施工管理することで、京都を中心に多くの建売住宅の施工を実現しています。

弊社で販売している物件は建売住宅が多いですが、
住宅の購入を検討されている方は、「建売住宅」「売建」「注文住宅」という言葉を目にすることでしょう。
今回は住宅の種類の違いと、建売住宅のメリットとデメリットについて簡単に解説します。

建売住宅とは

建売住宅とは、「土地と建物をセットで販売しているもの」を指します。
住宅購入を考え始めたとき、「建売住宅にするか、注文住宅にするか」悩む方が多いのではないでしょうか?

建売住宅の特徴

①不動産会社が建物と土地をセットで販売している
②間取りや設備仕様が決まっている
③土地建物合計価格=販売価格なので予算を組みやすい
④土地代金と建物代金を住宅ローンを使って一括で払える
⑤完成済の物件が多い。完成時期が早い。

建売住宅のメリット

①価格が安い

建売住宅の大きなメリットとして挙げられるのが価格の安さです。
なぜ安いのかというと、

●人件費が少なくて済む…すでに間取りや設備など詳細が決まった建物を販売しているため、お施主様との度重なる打ち合わせをする必要がなく、人件費がかかりません。
●建築材料をまとめ買いできる…同じ規格で建築される建売住宅は、同じ材料をまとめて購入できます。
●契約が1社で済むため、仲介手数料が不要
●規格が決まってるため申請や計画にかける費用が少ない

「質が悪いから安い」ということではなく、いろいろな手間を省くことができる点や、施工会社の計画により建築することが、価格の安さにつながっていると言えます。

②完成物件を見学してから購入できる

既に建っている(あるいはほぼ完成している)建物を見てから購入を決めることができます。
その結果、「イメージと違った!」という事態を回避できます。

③入居までが早い

すぐに入居することが可能なため、引っ越しや子どもの進学の手続きなど、生活設計を立案しやすくなります。
建築途中の建物であったとしても、完成までの期間が短いため、注文住宅よりも早く入居することが可能です。

④住宅ローンを一括で支払える

土地代金と建物代金を、住宅ローンを使って一括で払えます。
注文住宅の場合は土地代金と建物代金を分けて払う必要があります。

建売住宅のデメリット

①間取りや設備を選べない(一部選べるメーカーもあります)

「この色のキッチンがいい!」、「この壁の色がいい!」など思い通りの間取りや仕様にできません。

②似た外観の住宅が多い

何区画かの分譲地の場合、似た外観の家が立ち並ぶことがあります。

③土地の状態が判断しづらい

住宅が建築された状態で売りに出されることが多いため、土地の状態を見ることができない状態になっていることが多いです。すでに住宅が建っている状態だと、土地の状態を判断するのは難しくなります。

※エルハウジングでは基礎工事の前に地盤調査と分析を行います。地盤が軟弱な場合は建物の重みによって地盤が沈み、建物にも傾きや歪みなどの影響を及ぼすため、表層をセメント系固化材で固める「表層地盤改良」といった地盤改良の工事を行います。

注文住宅との違いは?

住宅購入を考え始めたとき、多く比較されるのが「注文住宅」と「建売住宅」です。

注文住宅は、すでに所有している土地やこれから新しく購入する土地に、自分好みの家を建てられます。
間取りや設備のメーカー、使用する建材の種類まで、予算に合わせて思いのままに設計できます。
既に建物が完成している建売住宅とは違い、自分の要望を取り入れることができます。

しかし、注文住宅の場合は、建売住宅に比べて高額になりやすい面があります。
また、どのような住宅を建てるか施工業者との度重なる打ち合わせが必要です。打ち合わせを経て建設工事を始めるため、完成・入居までにはかなりの期間がかかります。

予算と入居までの時間に余裕があり、住宅にこだわりの強い方には注文住宅をおすすめします。

分譲住宅との違いは?

建売住宅と同じ意味でよく使われるのが「分譲住宅」です。

広い土地を宅地として整備・分割した分譲地に、譲渡する目的で建てた住宅のことです。
完成した住宅を意味する『建売住宅』と、建築前に購入する『売建』もあります。

一般的に分譲される戸数の規模が大きいときには『分譲住宅』、小さいときには『建売住宅』と呼ばれる傾向があります。ただ、具体的に『○棟以上なら分譲住宅、○棟以下なら建売住宅という』といった定義はありません。不動産会社によっては建売を分譲住宅として広告する場合もあります。

建築条件付き土地(売建)とは?

分譲住宅には建築する前に購入する「売建/建築条件付き土地」があります。
建築条件付き土地とは、文字どおり「条件」のある土地のことを指します。
決められた施工会社に依頼して、家を建てる契約を結ぶ土地のことです。

土地の売買契約をしてから、おおよそ3カ月の期間内に、家の間取りや仕様を決めて、指定された施工会社と請負契約を結ぶ必要がある土地を、建築条件付き土地と呼び、「売建住宅」とも言われています。

建売住宅を購入する際のチェックポイント

続いては、建売住宅を購入する際チェックしておきべきポイントを解説します。

①建物を見学する

自分で家の間取りや設備を決めれるわけではないので、事前見学が特に重要です。

・キッチン、浴室、洗面台などの水回り …使い勝手や換気設備、収納量の確認。メンテナンス・修理に備えて各設備のメーカーを確認しておきましょう。
・床、ドア …質感やドアの開け閉めの具合など。
・室内の階段 … 手すりがついているか、階段の高さなど。
・玄関 … 毎日必ず通る場所になります。
・駐車スペース … 車が入れやすいか。
・防犯性 … 鍵やインターホンの設備。
・窓の位置 … カーテンや目隠しが必要かなど。
・コンセントや照明の位置 … 基本毎日使うものになります。

事前に見学することで入居後に「イメージと違った」というリスクを減らすことができます。

②土地の仕入れから施工まですべて管理している会社の物件がおすすめ

トラブルの早期解決のためにも、施工会社が一括で管理していることが望ましいです。
建築前・宅地化前はどんな土地だったか、地盤などを調査していること、設計から施工まで自社で手掛けているので住宅に対して強い責任感を持っていることなども理由として挙げられます。

③周辺環境をチェック

・日常生活を送るうえで必要な買い物施設があるのか
・ 学校や保育園など子供が通いやすい距離にあるのか
・車の交通量
・ 災害は多くないか
・近隣はどのような人が住んでいるか
・駅から遠い地域の場合はバス停の位置や本数など

④日や時間帯を変えて行ってみる

遠方からお引っ越しの方には難しいですが、内覧会とは別日や時間帯を変えることで、新たな発見や気になる点に気付くことができます。
夜の道の暗さや周辺環境、通勤時間帯の交通量など、住む環境を事前にチェックできるといいですね。

⑤必要書類一式を渡してくれる会社が望ましい

・建築確認申請書
・図面
適法であることなどの確認を受けた確認済証
・メ
ーカー、商品名、型番号など住設機器の情報 …メンテナンスや修理に必要です
・屋根、外壁、床など仕様の情報
・火災
保険や地震保険の書類
・建物の基本構造を保証する保証書 …建売住宅を建設する事業者は10年間、品質保証することが法律で決められています

建物保障や引っ越し後のアフターメンテナンスについても、販売会社に質問しておくといいでしょう。

まとめ

京都は特性のある地域です。
京都の土地は狭く、規制が厳しく、なかなかご希望通りの土地を見つけることが大変です。

建売住宅は土地と建物がセットで販売されるため、土地探しや施工会社との打ち合わせが不要ですし、住宅ローンの支払い手続きが一括で済むなど、家を購入するまでの流れがスムーズです。
住宅購入までに、施工会社とのやり取りや手続きなどが面倒に感じられる方、早く入居したい方は、建売住宅が向いています。

特に住宅に対する希望がなく、立地だけで物件を選ぶ方は、建売住宅を選択することをおすすめします。

ほとんどの方が住宅の購入は人生で一度きりの買い物になります。
あなたの生活スタイルに合った、すてきな住まいを見つけてください。

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