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戸建て住宅のおすすめの方角は?方角によって異なるメリットまとめ

NEW間取りのアイデア2024/12/19

不動産業界では、日当たりが良い「南向き」の一戸建て住宅や土地が人気ですが、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。エルハウジングでも多数の物件を取り扱ってきましたが、住宅の方角には一長一短があり、お客様の求める条件や予算によっておすすめの物件も異なります。

そこで今回は、一戸建て住宅の方角ごとのメリットについてまとめました。これから住宅の購入や検討をされる方にとって、参考となる情報をお届けします。

一戸建て住宅の「〇向き」とは

一般的に一戸建て住宅の「向き」は、敷地がどの方角に面した道路に接しているかで決まります。例えば、南側に道路がある場合を「南向き」と呼び、玄関が南に配置されることから「南玄関」ともいわれます。

 

南向きの一戸建て住宅のメリット

南向きの最大のメリットはその「日当たりの良さ」です。日の光が良く当たるため、南向きの家は明るく暖かいため人気があります。また、太陽の角度に違いはあるものの、季節を問わず一年を通して家の中に陽光が入ります。冬になっても日差しのある時間帯だと暖かいということもよくあります。電気代の節約にもなります。
洗濯物を干す場所が南向きの位置にあるのであれば、洗濯物も乾きやすくなります。
南側が道路になるため、隣接する家に日の光を遮られることがありません。

しかし、日当たりが良い「南向き」の家には、その日当たりの良さゆえ外装や室内の家具が痛みやすいというデメリットがあります。直射日光を避けるため、庇を取り付けて日の入り方を調整したり、遮光カーテンをつけたりといった日差し対策をする必要があります。室内の温度が上がりやすく、冷房費が嵩む可能性もあります。
さらに、日照時間が長い夏場は、南向きの玄関は温度が上がりやすいため、玄関ドアが熱くなるということもあります。
南側に道路があるため、必然的に駐車スペースも南側になります。

 

北向きの一戸建て住宅

日当たりが悪いといわれる「北向き」の家は、日光があまり当たらず寒いイメージがある一方、夏の暑さを和らげてくれるというメリットがあります。直射日光が少ないため、玄関ドアや外壁の劣化が遅く、家の状態を長く保てるのも利点です。また、家具や壁紙が日焼けしにくいため、部屋のインテリアを美しく保てます。さらに、北向き玄関の家では、南側にリビングやダイニングを広く配置でき、プライバシーを守りやすい設計が可能です。

一方で、北向きの家は日が当たりにくいため、湿気がたまりやすく、カビが発生しやすいというデメリットもあります。また、冬場は寒く、電気代や暖房費が高くなる傾向があります。

一般的に北向きの土地よりも南向きの土地の方が人気があります。そのため、同じ条件の土地であっても、北向きは南向きに比べて安い価格で手に入れることができます。日中家を留守にすることが多く、日当たりを重視しない方やコスト面を重視する方にとって、北向きは魅力的な選択肢といえます。

 

東向きの一戸建て住宅

南向きの次に人気があるのが「東向き」です。東向きの家は、朝日が差し込むことで朝の時間帯に日当たりが良く、さわやかに目覚められるのが魅力です。朝日は生活リズムの調整に役立つため、朝から活動的に過ごしたい方や、子ども部屋に適しています。また、東玄関にすると南側にリビングや庭を配置でき、プライバシーを守りやすいレイアウトが可能です。さらに、午前中の日差しで部屋が暖まり、洗濯物も乾きやすいので、朝に活動するライフスタイルに向いています。

一方、東向きの家は午後になると日差しが入らなくなり、部屋が暗くなりがちです。特に冬場の午後は冷え込みやすく、家が寒く感じられることもデメリットです。日当たりが良い時間が限られているため、洗濯物は早めに干さないと乾きにくくなります。また、夜勤の方や朝はゆっくり寝ていたい方には、朝の光が強すぎるため不向きな場合もありますが、遮光カーテンで調整するなど工夫すれば快適に過ごせます。

 

西向きの一戸建て住宅

上記の東向きとは反対に「西向き」の家は、午後から夕方にかけて日差しが入るため、夕方には部屋が暖かくなり、冬の寒い時期には暖房費を抑えやすいのがメリットです。午後の日当たりが良いため、洗濯物が乾きやすいという点もメリットとして挙げられます。また、夕方の薄暗い時間にも自然光が入り、照明の使用が少なく済む点も利点です。朝日が入らないため、夜型のライフスタイルの方や朝遅くまで眠りたい方に向いています。

一方で、夏場の西日は強く、夕方になると室内が暑くなりやすいというデメリットがあります。特に、西日は高度が低いため、太陽光が直接部屋に入り込み、室温が上がりやすいのが特徴です。暑さ対策として、遮熱効果のある窓ガラスや遮熱カーテンの設置が効果的です。日照時間が長い夏場は、西向き玄関は温度が上がりやすいため、玄関ドアが熱くなり対策が必要になることもあります。逆に冬場は、朝は日が当たらず寒いことがあり、暖房を早朝から使用する必要がある場合もあります。

まとめ

家の方角ごとの特徴やメリット・デメリットについて、ご理解いただけたでしょうか。

敷地が面する道路や玄関、窓の向きによって、日当たりの良さが異なり、毎日の暮らしに大きく影響します。日中を通して安定した明るさの「南向き」、夏の涼しさとコスト面のメリットがある「北向き」、朝の陽の光で気持ちよく目覚められる「東向き」、冬の午後も暖かく過ごせる「西向き」など、それぞれの特徴をしっかり理解し、自分のライフスタイルに合った物件選びをすることが大切です。

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