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子育て世帯に人気の「リビング階段」。その魅力とは?

間取りのアイデア2024/08/19

2階建ての住宅の階段の配置は住み心地や動線に大きく影響します。ここでは、2階建ての住宅を検討している方々に向けて、リビング階段のメリット・デメリットをご紹介します。

リビング階段とは?

玄関ホールや廊下ではなく、リビングの中に階段を配置する間取りのことを「リビング階段」と言います。「リビングイン階段」とも呼ばれます。

マイホームを建てる際、リビング階段は子育て世代を中心に絶大な支持を受けています。昔の家ではほとんど採用されませんでしたが、最近の一般住宅ではリビング階段を選ぶ方が増えてきています。

 

リビング階段のメリット

①家族のコミュニケーションを育む

子ども部屋が2階にある場合、玄関ホールの階段を使えば、帰宅したお子さんはそのまま自室に行くことができます。しかし、リビングからの階段なら必ず顔を合わせるので、自然に「ただいま」「おかえり」のやり取りが生まれます。これは特に子育て世代の方々に人気のポイントです。
1階からの声が2階まで届きやすいため、どこにいても家族とつながれる温かい空間を作ることができます。

②上下階の動線効率が良い

毎日使う階段に扉がないことで、いちいち開け閉めする手間がありません。効率の良い動線は、忙しい朝の身支度や家事などのシーンで効果を発揮してくれます。

 

③デザイン性

階段の素材や色彩、配置を変えることで、リビングのデザインバリエーションが増えるのも魅力的なポイントです。吹き抜けのあるオープン階段や、スケルトン階段でアクセントにしたり、アイデア次第でデザインの幅が広がります。

④廊下を省略できる

廊下を省略するだけで2~3畳の床面積が浮くことも多く、その分リビングを広げたり収納を増やしたりする選択肢が増えます。土地の広さや予算に限りがあるとき、リビングと他の部屋のバランスが難しいときに効果を発揮します。

 

⑤リビングが広く見える

階段がリビング内に設置されることで、光が入るようになり視覚的に部屋が広く見えるようになります。階段の踊り場からや2階からの光が入り、1階のリビングが明るくなるのもメリットの一つです。

 

リビング階段のデメリット

①冷暖房効率が下がる

リビング階段は、スペースを有効に使える、家族とのコミュニケーションを取りやすいというメリットがあります。一方で、何も対策を講じなければ暖房で暖められた空気は上に上がってしまい、逆に冷房で冷やされた空気は下にたまるというデメリットがあります。冷暖房をリビングに集中させたいのであれば、扉などで階段を仕切る必要があります。
断熱性が高い住宅では、リビング階段や吹き抜けがある間取りでも、住まい全体をすっぽり断熱層で包むことで対策できます。そのため、断熱性の高さに注目して選びましょう。

 

②プライバシーを確保しにくい

リビング階段はプライバシーを最優先したい人には向かないかもしれません。1階の声や音が2階まで届きやすく、どの部屋にいても家族の存在感があるということは、一人の時間を過ごすことが難しくなります。
2階に部屋がある場合、自室に行くには必ずリビングを通る必要があります。友達を自宅に招いた場合も、必ずリビングを通ることになります。

 

③来客時に気になる

例えば子どもが友達を自宅へ招いたときのはなしです。子どもの部屋が2階にある場合、リビングを通らなければ子どもの部屋に行くことはできません。親側から見ると、「子どもが友達を連れてきたときにリビングを通ると気を使う」などの心配があります。そのため、リビングはある程度片付けておく必要があります。また、子どもにとっても、「友人を招いた際には必ずリビングを通らなければならない」という点は、子どもの年齢によってはデメリットと感じるかもしれません。

 

④子どもやペットの転落が心配

お子さんが小さい頃は、階段から転落してケガをする可能性がありますので注意が必要です。目を離した隙に階段を上って転落する事故や、スケルトン階段などのデザインでは、隙間から手や足を出して転落・ケガの危険性もあります。

室内でペットを飼っている場合も同様で、ベビーゲートなどで出入り口を塞ぐレイアウトにしたり、転落防止のネットを設置したり、対策が取れるようにしておきましょう。

 

⑤ニオイや音が2階へ伝わる

LDKに階段がつながると、お料理のニオイや生活音が2階まで広がるのもデメリットの一つです。1階の音漏れは意外と激しいので、主寝室や聞こえてほしくない部屋は2階の奥の方に配置すると良いでしょう。

 

リビング階段を配置する位置

階段の位置を後から変えることは難しいため、リビングの中で真ん中ではなく、端や玄関から近い場所に階段を設置するなど、動線を意識しましょう。

玄関の近くにリビング階段を設置することで、リビングの通過時間を最低限に抑えることができます。来客時にも気になることは少なく、互いのプライバシーを確保できます。

冷暖房効率が気になる場合は、リビング階段の前にロールカーテンや引き戸などの仕切りを設置して、季節によって使い分けることもできます。

 

まとめ

子育て世代から注目が集まる「リビング階段」の最大のメリットは、
①家族のコミュニケーションが取りやすいこと
②上下階の動線が効率的
③多様なデザイン性
④廊下を省略でき、リビングを広げたり収納を増やすなどの選択肢が増えること
⑤リビングが広く見えること などに優れています。
その一方で、音漏れや臭い、プライバシーの確保が難しいといったデメリットも存在します。
リビング階段を取り入れたいご家庭で、冷暖房効率の低下が気になる場合には、断熱性が高い住宅を検討しましょう。
お子さんがまだ小さかったり、ペットを飼育している場合は転落防止のための対策が必要です。

ご家族のライフスタイルに合わせて、理想の間取りを見つけていただきたいと思います。

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