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将来子ども部屋2つに分けられる大きな洋室をつくるメリットとは?

間取りのアイデア2024/09/20

家を建てる時と、10年後や20年後では生活スタイルが大きく変化しているものです。
新築一戸建て住宅を購入した当時は、子どもが一人でも、二人目や三人目を授かり、家族が増えることも予想されます。
近年増えているのが「将来的に子どもの部屋を2つに分けられる部屋」です。「未来壁」とも呼びます。未来壁とは、1つの大きな部屋を2つの部屋に分割するための「将来設置する予定の壁」のことです。

今回は、子どもの部屋を2つに分けられる洋室のメリット・デメリットとその方法を紹介します。

 

将来的に子ども部屋が2つに分けられる部屋の設置について

あとから間仕切りができる洋室を作るメリットは、「子どもの成長に合わせて間取りを変更できる点」です。家を建てた当初は子どもが1人で、その先の予定がわからないため、「子どもの部屋は将来2つに分けられるように建てたい。」という希望に沿ったものです。

子どもが小さな間は1つの部屋で過ごし、子どもが大きくなったら、壁を作って2つの部屋に分けられる大きめの洋室です。子どもの友だち付き合いや寝る場所は、小学生から中学生にかけて大きく変化します。そのため、子どものプライベート空間を確保する目的でこのような間取りは有効です。
「将来2つに分けられるように」とする洋室は、最初は1つの空間として利用するとしても、建築した当時に、将来の個室化を見越して、扉や窓・収納・コンセント・照明など、洋室に必要な設備を2カ所に設置する必要があります。
また、子どもの性別が未定の場合、男女どちらでも使いやすいシンプルなデザインの壁紙などがおすすめです。

 

子ども部屋を2つに分ける方法

①間仕切り壁を作る

部屋の真ん中に壁を作り、1つの部屋を2つにする方法です。1つの部屋を完全に二つに分けることができ、個人のプライベート空間が確保できます。

デメリットとしては、費用がかかる点が挙げられます。一戸建て住宅を建てた当初から2つに分けられることを考慮していた場合、ドアや窓、収納、コンセント、照明などを増設する必要がなくなり、費用を抑えられます。しかし、後から壁だけでなく、建具や電気工事も必要となる場合、工事費用が高くなります。また、壁に防音機能を追加したい場合には、壁内部に防音材を張ることになりますので、追加費用が発生します。

 

②可動間仕切りを取り付ける

可動間仕切りは、動かしやすさや完全に部屋を仕切る必要があるかどうかなど、目的に応じたレイアウトが可能であるというメリットがあります。お互いの部屋の空気を感じつつ、スペースを分けたい時に便利です。
兄弟の友人が訪れた時や、受験勉強などで夜遅くまで集中したい時など、一時的に空間を区切りたい場合にも役立ちます。可動間仕切りはバリエーションが豊富で、半透明な仕切りや防音性のある仕切りなどもあります。
デメリットとしては、設置費用がかかります。しかし、①間仕切り壁を設置する場合と比べて、工事費用を抑えることが可能です。

 

③壁面収納で空間を2つに分ける

本棚などの壁面収納を壁として使用し、部屋を分ける方法です。部屋の収納を増やせるうえ、目隠しができ、①②に比べると安価で部屋の空間を分割できるというメリットがあります。部屋自体はつながっているため、空調が1台で済みます。
完全な個室化は難しいため、音漏れなどのデメリットがあります。お互いの気配を感じつつ生活できる歳が近い、仲の良いご兄弟におすすめです。異性のきょうだいがいる場合には不向きになります。

 

④カーテンレールや扉を使用する

カーテンなどを使用し簡易的に仕切る方法です。目隠しができ、簡単に取り外しが可能なため、一部屋に戻したい時にすぐに元に戻せるという点がメリットです。子どもが大きくなり、独り立ちしたあとに、1つの部屋に戻すことができます。
①②に比べると安価で部屋の空間を分割できます。
しかし、簡単に仕切られているため防音性がなく、プライバシーを守ることが難しいという欠点があります。

 

まとめ

新築一戸建て住宅を建築・購入する際に、近年増えているのが「将来的に子どもの部屋を2つに分けられる部屋」です。購入した当初は、一続きの大きな洋室になっていますが、将来子どもができたときに室内を仕切って2部屋にできるように設計された洋室です。

子ども部屋を2つに分ける方法として
①間仕切り壁を作る
②可動間仕切りを取り付ける
③壁面収納で空間を分ける
④カーテンレールや扉を使用する
などがあります。

①②はプライベート空間を確保でき、年齢が離れていたり、性別が異なるきょうだいにおすすめですが、工事費用がかかります。
③④は目隠しができますが、音漏れなどの問題があり、年齢が近い、仲の良いご兄弟・姉妹におすすめです。

現在の家族構成やライフスタイルに合わせながら、将来の変化も視野に入れた設計ができるといいですね。将来はどんなお部屋に変身するのか、楽しみです。

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