2階リビングにする間取りのメリットとデメリットは? | エルハウジング

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2階リビングにする間取りのメリットとデメリットは?

NEW間取りのアイデア2025/01/09

従来1階リビングが主流ですが、日当たりや風通しの良さ・プライバシーの確保といったメリットから2階リビングを選択する方が増えてきています。

今回は2階リビングにする間取りのメリットとデメリットについてまとめました。

2階リビングのメリット

①採光・通風が良い

2階リビングの良さは、高い位置にあるので、採光性や風通しがよくなることです。縦長な住宅が多い住宅密集地では、1階は日当たりや風通しが悪くなりがちですが、2階リビングなら高窓や天窓を利用して光や風を取り込みやすくなります。

 

②外からの視線が気にならない

2階リビングは、家族のプライバシーを守りやすくなります。高い位置にある分、道路や隣家からの視線を遮り、プライバシーを守れるため、家族がリラックスできる空間を実現します。また、周囲の騒音が軽減され、静かな環境で過ごしやすくなります。
2階リビングは、周辺環境にできるだけ影響されず、プライバシーを確保してゆったり過ごしたい方にも向いているといえるでしょう。

 

③天井高を活かした開放的な空間づくり

2階リビングでは、屋根の近くに天井を設けることで、高い天井や勾配天井を取り入れた広々とした空間が実現可能です。視覚的にも広く感じられ、ロフトを作るなど収納やデザインの自由度が増します。また、1階リビングでは難しい遠くの景色を眺めやすいのも特徴です。

 

④アウトサイドリビングの活用

2階は日当たりが良いので、バルコニーやテラスをリビングと一体化する「アウトサイドリビング」に最適です。室内外がつながることで、より開放的で明るいリビングを作れます。勾配天井との組み合わせで、さらに快適なデザインに仕上がります。

 

⑤耐震性が向上

1階に寝室や子供部屋を配置することで耐力壁が増え、建物全体の構造が安定します。その結果、耐震性の向上が期待できます。

耐力壁とは?
地震や暴風時に発生する揺れに抵抗する役割を持っています。エルハウジングでは、筋違耐力壁と面材耐力壁を併用しています。

筋違耐力壁

柱と柱の間に斜めに施工する部材です。横からの力に対して抵抗力が増し、地震や暴風などの揺れに対する耐久性を高めることができます。

面材耐力壁

強度がある板の形をした構造用面材のことで、柱や梁に指定の方法で固定します。筋違耐力壁と同様に広く一般的に用いられています。

耐力壁が偏って配置されていると、地震によってねじれが生じ、建物が壊れやすくなります。エルハウジングでは、耐力壁がバランスよく配置できるように壁バランス計算を行い、場所を決定しています。

 

⑥虫が少ない

2階以上にリビングを設けることで、蚊などの虫が室内に入りにくくなるため、快適な環境を保ちやすくなります。

 

2階リビングのデメリット

①階段の移動が多い

2階リビングの一番のデメリットは、階段の移動が多くなることです。買い物帰りに食材を2階まで運んだり、宅配や郵便物を受け取るために何度も上下する必要があります。さらに、小さな子どもやペットがいる場合は転落防止対策が必要です。また、高齢になったときには、階段の上り下りが身体的な負担になる可能性もあります。

対策として、購入する前に毎日の家事動線について考えてみましょう。家事動線が悪いと毎日の生活に負担を感じてしまいます。そのため、各階に掃除用品を置いたり、軽量な掃除機を選ぶ、トイレを上下階に設置するなどの工夫があると便利です。

▼2階リビングの施工例 参考にご覧ください。

こちらの2階リビングの施工例では、リビングの近くに、バルコニー&洗面室&ファミリークローゼットが配置されているので【洗濯】→【干す】→【収納する】の一連の作業をワンフロアで完結します。

エルハウジング 施工事例

≫2階リビングのある家 施工例

 

②家電や家具の運び入れが大変

家具や家電の搬入が難しい点です。一般的な住宅の階段は狭く、大型の家具や家電は運び入れが困難な場合があります。場合によってはクレーンを使って窓から搬入する必要があり、手間やコストがかかります。家具選びも組み立て式やコンパクトなものに限られる場合があります。

 

③夏場に暑さがこもりやすい

2階リビングは日当たりが良く、明るいのが魅力ですが、その分、夏場は屋根からの熱がこもりやすくなります。特に南向きのリビングでは、暑さ対策が必須です。
対策として、高性能な断熱材や遮熱ガラス、ブラインド・カーテンを使用することで快適さを保つことができます。

▼エルハウジングの2階リビング施工例

こちらの建物はNearly ZEH(ニアリーゼッチ)仕様で、夏はさほど暑さを感じず、冬はあまり寒くありません。2階リビングの天井は勾配天井と小屋梁で開放感溢れる空間を演出しています。

≫Nearly ZEH(ニアリーゼッチ)住宅の施工例はこちら

 
④家族の帰宅や外出に気づきにくい

2階がリビングの場合、1階に寝室や子ども部屋を配置するため、リビングから玄関まで距離ができてしまいます。その結果、家族が帰宅・外出しても気づきにくくなり、コミュニケーションが減る可能性があります。また、防犯面でも、外部からの侵入者に気づきにくい点には注意が必要です。


対策として、玄関上部に2階リビングへと続く吹き抜けをつくるといいでしょう。1階と2階の隔たりが少なくなることによって、家族の気配を常に感じられ、安心感が生まれます。

 

まとめ

2階リビングは、周囲の視線や騒音を避けられるため、快適でプライバシーを重視した生活に適しています。特に採光や通風が良く、開放的な空間を作れる点が魅力です。一方で、階段の移動や暑さ、家族間のコミュニケーション不足、防犯面の課題などのデメリットもあります。これらの問題を理解し、断熱材や遮熱対策、防犯設備を整えることで、安心して快適な暮らしを実現できます。

2階リビングは、快適さと利便性をバランスよく考えながら選ぶことが大切です。

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