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線路沿いの一戸建て住宅を購入するメリット・デメリット

NEW住まいのお役立ち情報2025/03/27

「線路沿いの家」と聞いて思い浮かぶこと…

「線路沿いの家」と聞くと、どのようなイメージを抱きますか?

電車の音が気になったり、駅の近くの線路であれば通行人の声が気になったりすることがあるかもしれません。しかし、その分価格が安いイメージもありますよね。

線路沿いの家を検討している方は、メリットとデメリットを把握した上で、周辺環境について改めて理解を深めることが大切です。線路沿いの一戸建て住宅の購入を検討している方は、ぜひご参考ください。

 線路沿いの一戸建て住宅のメリット 

① 駅から近いことが多い

駅が近いというのは、日常生活において大きなメリットです。学校や仕事、友達との外出時にも移動がスムーズになり、遠出の計画も立てやすくなります。また、駅周辺にはお店やカフェ、図書館などが多く、生活が便利で楽しくなることもポイントです。通勤や通学の負担が軽減され、時間を有効に使えるのも魅力といえます。
土地選びの優先条件は人それぞれですが、駅までの近さや利便性を重視する方にとっては、大きなメリットとなるでしょう。

② 販売価格や土地代が安いケースがある

線路沿いの土地は、人気が低めなことが多く、その分土地代が安くなる場合があります。一般的に、騒音が少ないエリアの方が住環境が良いとされるため、騒音が懸念される線路沿いでは、土地の売買価格が抑えられる傾向があります。コストを抑えてマイホームを購入したい方にとっては、選択肢の一つになるでしょう。

③ 日当たりが良い

線路沿いの家は、高いビルが建ちにくいため、陽の光が入りやすいという特徴があります。
特に都市部では、両隣に近距離で家が建つことが多く、日当たりが悪くなりがちです。しかし、線路沿いなら家の目の前に遮るものがないため、日当たりを確保しやすくなります。
また、風通しも良いため、夏は涼しく、冬でも空気が新鮮で快適。自然の光と風を感じながら、心地よい暮らしができるでしょう。

④ 電車好きにおすすめな立地

鉄道ファンにとって、線路沿いの家は理想的な住環境かもしれません。
自宅から電車を眺めたり、ベランダで写真を撮ったりすることができ、日常的に鉄道の魅力を楽しめます。好きなものが身近にあることで、生活の満足度も向上するでしょう。

 

 線路沿いの一戸建て住宅のデメリット 

① 電車の騒音や振動

線路沿いの家の最大のデメリットは、やはり電車の騒音や振動です。特に早朝や夜遅くは気になりやすく、眠りが浅い方や音に敏感な方にとっては、大きなストレスになることもあります。
また、線路内での工事は夜間に行われることが多いため、不意の騒音に悩まされることもあります。住み続けるうちに騒音に慣れる方もいますが、電車が通過する際に会話が聞こえづらくなったり、テレビの音が聞こえにくくなったりするケースもあります。
さらに、振動も問題となる場合があります。まるで小さな地震のように思えることもあります。こうした影響を抑えるためには、地盤の確認や防音・制振対策を講じることが重要です。

線路沿いの家では、適切な防音対策を施すことで騒音の影響を軽減することが可能です。特に音が入りやすい窓には対策が必要で、二重窓や防音ガラスに変更することで外からの音を軽減できます。また、厚手の防音カーテンを使用すると、騒音の侵入を抑えるだけでなく、断熱効果も向上するため快適な住環境の実現につながります。
室内の防音対策としては、壁に防音パネルを設置することで外部の騒音を抑えたり、床に防音マットを敷くことで振動の影響を軽減したりする方法があります。これらの対策を組み合わせることで、騒音によるストレスを軽減します。特に就寝時の騒音を気にする人にとって有効です。
防音対策には一定のコストがかかりますが、長期的に考えると快適な住環境を整えるための大切な投資となるでしょう。

 

② 電車からの視線が気になる

線路沿いの家では、電車の車内から室内が見えてしまう可能性があります。特に1階部分はプライバシーの確保が難しく、常にカーテンを閉める必要があるため、日中の自然光を取り入れにくくなるケースがあります。
また、洗濯物を外に干す際にも視線を意識しなければならず、特に女性の方にとっては安全面での不安が生じることもあります。これを防ぐためには、遮光カーテンや目隠しフェンスを設置する、窓の位置やガラスの仕様を工夫するなどの対策が必要です。

③ 窓や洗濯物が汚れやすい

電車の通過による風圧や鉄粉、砂埃などの影響で、窓や洗濯物が汚れやすくなります。特に駅の近くやカーブの多い場所ではブレーキ時に鉄粉が飛散しやすく、定期的な清掃が欠かせません。
洗濯物への影響を抑えるためには、室内干しを前提にしたランドリールームの設置や、浴室乾燥機の活用などが有効です。これにより、屋外の汚れを気にせず快適に洗濯ができる環境を整えられます。

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④ 子どもやペットの安全確保

線路沿いに住む場合、子どもやペットが誤って線路に出てしまうリスクがあるため、安全対策が欠かせません。特に踏切の近くでは、小さな子どもが遊んでいる間に誤って線路に入り込む危険性が高まります。
対策として、窓やベランダに安全柵を設置する、庭や玄関周りにフェンスを設けるなどの工夫が必要です。また、子どもには線路の危険性をしっかりと教育し、ペットが逃げ出さないように管理することが大切です。

⑤ 踏切による渋滞

線路沿いの住宅のもう一つのデメリットとして、踏切による渋滞が挙げられます。特に朝夕の通勤・通学時間帯には、踏切の開閉によって交通が滞りやすくなります。
踏切が開いたと思ったらすぐに次の電車が来て閉まる、といった状況も発生しやすく、買い物や外出のたびに渋滞に巻き込まれることもあります。このような環境では、日々のストレスにつながる可能性があるため、周辺の交通状況を事前に確認することが重要です。

線路沿いの一戸建て住宅はこんな家族におすすめ!

①コストを抑えてマイホームを購入したい家族

一般的に販売価格や土地代が安い傾向があるため、予算を抑えつつ持ち家を検討している家族に向いています。

②駅近の便利な立地を求める家族

 駅から近いケースが多く、通勤・通学がしやすいため、電車をよく利用する家族には魅力的です。

③日当たりの良さを重視する家族

高いビルが建ちにくい立地のため、陽の光が入りやすく、明るい住環境を求める方に適しています。

④鉄道好きな家族

電車が見える環境を楽しめる鉄道ファンにとっては、理想的な住まいになるかもしれません。

 

路線によって条件が異なる

線路沿いの家といっても、すべてが同じ条件ではありません。

路線によって電車の本数や始発・終電の時間、カーブの有無などが異なるため、事前に確認しておくことが重要です。

気になる土地があれば、実際に数回訪れて環境をチェックしたり、近隣の方に話を聞いたりすると、より安心して購入を検討できます。

 

一方で、騒音・振動・安全面などのデメリットもあるため、防音対策や環境をよく確認したうえで検討することが大切です。ただし、これらの問題に対して適切な対策を講じることで、住み心地を改善することは可能です。

線路沿いの物件を検討する際には、周辺環境や建物の構造、防音・防振対策の有無をよく確認し、自分や家族のライフスタイルに合うかどうかを慎重に判断することが大切です。

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