戸建て住宅の玄関の広さや幅はどれくらい? 見比べてみました♪ | エルハウジング

エルハウジング(京都)の新築一戸建て住宅・土地を全物件掲載/公式サイト

Column
コラム

戸建て住宅の玄関の広さや幅はどれくらい? 見比べてみました♪

間取りのアイデア2025/04/10

玄関は、住まいの「顔」ともいえる大切なスペースです。広すぎると無駄な空間になり、狭すぎると使い勝手が悪くなるため、適切な広さを確保することが重要です。では、一般的な玄関の広さや寸法はどのくらいなのでしょうか?

玄関の幅は、奥行きとともに玄関全体の広さを決める大切な要素です。玄関の幅が変わることで、外から入った際の印象も大きく異なります。

図面と写真付きで解説していきます。

一般的な一戸建て住宅の玄関の広さ

一般的な戸建て住宅の玄関の広さは、1.5畳(0.75坪)~2畳(1坪)が標準とされており、玄関の幅は1200mm~1800mmが一般的です。この広さがあれば、靴の脱ぎ履きがスムーズに行えます。

また、一般的な木造住宅では尺貫法を用いて間取りが設計されるため、標準的な玄関の幅はある程度パターン化されています。代表的なサイズには1365mm、1820mm、2275mmがあり、それぞれに特徴があります。
例えば、1365mmの場合、柱の芯から芯までの寸法であり、実際に使える有効幅は約1200mmとなります。広さの感じ方には個人差があるため、ご自身の現在の玄関にメジャーをあてて確認してみるのもおすすめです。
一般的に、住宅の玄関スペースには、玄関ドアから入ってすぐの左右どちらかに下足入れなどの収納を設置するのが基本的なレイアウトなので、780mm+400mm=1180mmという寸法が玄関の幅として最低限必要です。

次に、玄関の幅としてよく採用されるサイズごとの特徴をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。下記はエルハウジングの建売住宅でもよく採用される玄関幅です。

 

玄関幅1365mm

標準的な片開きタイプの玄関ドアは、成人した人間の肩幅が600mm前後であることを踏まえて、740〜780mmのドア枠寸法になっています。また、玄関スペースに設置する「玄関収納」の奥行きは、400mm前後が多いです。

柱の芯から次の柱の芯までの長さなので、1365mmの幅で壁の厚みを考慮すると、実質使える寸法は1200mmくらいです。

写真は約1.5畳の標準とされる玄関に、玄関収納が付いています。

1人ずつ通るには問題のない広さです。2人が同時にすれ違うのは難しく、大きな荷物を持って出入りする時は身体を横に向けて進む寸法です。来客が多い家庭やベビーカー・車椅子の利用を考えると、もう少し広めの1500mm以上を確保すると快適です。

2〜3人家族で、玄関で同時にすれ違う機会が多くない場合や、家全体の床面積が20坪台、狭小地など、全体のバランスとして玄関スペースをコンパクトにしたい場合におすすめです。

 

玄関幅1820mm

つづいて幅1820mmの玄関を見ていきましょう。1820mm玄関の幅は一戸建て住宅ではよく見られる長さです。壁の厚みを考慮すると、実質使える有効幅は1650mm前後になります。

玄関の幅が1820mmあると、靴を脱ぐ三和土(たたき)部分に2人並んで立てるスペースが取れます。また片開きタイプよりも広い引き戸タイプや親子ドアタイプ(子扉が付いているタイプの玄関ドア)などが選べる点も特徴です。

ただし、同じ1820mm幅の玄関であっても、玄関収納があったり、玄関とは別にエントランスクローゼットを設けるかなど間取りによって広さの印象や見え方が違ってきます。

【例 1820mmに玄関収納付き】

靴を脱ぐ三和土部分に玄関収納スペースがかぶっているので、有効幅が狭くなります。

【例 1820mm+エントランスクローゼットを設置】

玄関とは別にエントランスクローゼットを隣に設置したので、玄関を広々と使うことができます。

 

玄関幅2275mm

一般的な1820mmより広い、幅2275mmの玄関は、さらにゆったりとした広さになり、三和土部分に2人が横並びに立っても余裕があるのが特徴です。
三和土部分の奥行き寸法にもよりますが、引き戸タイプや親子ドアタイプなど、有効開口幅が広い玄関ドアを選択できます。
車いすなど介助が必要な方がいらっしゃるご家庭の場合、車いすに乗ったまま玄関ホールまで近づくことができ、車いすへの乗り降りがしやすくなります。

30坪台の家で少し広めの玄関スペースにしたい場合や、同居人数が4〜5人いて同時に出入りする機会がある場合は、この幅がおすすめです。

 

玄関の広さや幅 見比べまとめ

玄関は狭すぎると使い勝手が悪くなります。家族が増えたり、家族が増えたり、アウトドアの趣味を始めたりすると、靴や荷物が増えて「もっと広い玄関が欲しい!」と感じることも。
特に子育て中のご家庭では、ベビーカーや三輪車、子供用の荷物などを一時的に置けるスペースがあると便利です。しかし、逆に広すぎると無駄な空間になってしまいます。これから置く予定のものや生活スタイルを想像して、適切な広さを確保することが大切です。

・1180mm … 玄関の幅として最低限必要です。
・1365mm … 1人ずつ通るには問題のない広さです。
・1820mm … 2人並んで立てる広さです。
・2275mm … 2人並んで立ってに余裕がある広さです。

玄関は家族全員が毎日使う場所。通勤・通学前の慌ただしい時間帯には、玄関スペースに余裕があるとストレスが減ります。特に人数が多いご家庭や、将来的に家族が増える可能性がある場合は、少し広めの玄関を検討してみてくださいね。

「 間取りのアイデア 」の最新記事


ページの上へ