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2025年度の住宅補助金制度「子育てグリーン住宅支援事業」最大160万円

NEW補助金や制度2025/05/16

2025年から新築住宅を検討している方に朗報です!

国の発表によりますと、2025年度から新築住宅の補助制度が拡充され、省エネルギー住宅の普及をさらに促進するために、新たに「GX(グリーントランスフォーメーション)志向型住宅」が創設されることとなりました。
2025年度の新築住宅補助金は、GX志向型住宅の新築には最大160万円の補助が受けられ、長期優良住宅には80万円、ZEH水準住宅には40万円が補助されます。さらに、現在お住まいの住宅を建て替える場合には、追加で20万円の補助が加算されることとなっています。

今回の記事は、2024年に実施された「子育てエコホーム支援事業」から改変された、2025年度の補助制度「子育てグリーン住宅支援事業」の内容と、新たに設けられる「GX志向型住宅」の特徴やメリットについて、詳しくご紹介いたします。

子育てグリーン住宅支援事業とは

制度の目的

国土交通省HPより

2050年カーボンニュートラルの実現に向けて住宅の省エネ化の支援を強化するため、国土交通省及び環境省は、「ZEH水準を大きく上回る住宅(GX志向型住宅)」の新築や、子育て世帯等を対象とする長期優良住宅やZEH水準住宅の新築を支援する新たな補助制度を創設し、賃貸住宅も含めて幅広く支援します。
また、国土交通省、経済産業省及び環境省は、住宅の省エネリフォーム等に関する補助制度をそれぞれ実施するとともに、各事業をワンストップで利用可能とするなど連携して支援を行います。
※いずれも、国会での補正予算の成立が前提となります。

補助のポイント:

・GX志向型住宅(新築): 最大160万円

・長期優良住宅:(新築) 80万円(住宅の建て替えには20万円の加算)

・ZEH水準住宅(新築): 40万円(住宅の建て替えには20万円の加算)

環境問題への関心が高まる中、新たな補助制度を活用することで、より高性能な省エネ住宅の建設が促進されます。
また、前年の制度にはなかった住宅の建て替え(すなわち解体が必要な建物であるか)によっても、補助金の額が変わってきます。

①対象の住宅と世帯

GX志向型住宅や長期優良住宅、ZEH水準を満たす住宅が対象になります。
また、長期優良住宅とZEH水準の住宅では若者世帯夫婦か子育て世帯が対象です。子育て世帯とは「18歳未満の子を有する世帯(子育て世帯)」または「夫婦のいずれかが39歳以下の世帯(若者夫婦世帯)」を指します。
GX志向型住宅では世帯を問わず対象となっており、注文住宅のほかにも分譲住宅や賃貸住宅も対象になります

▼対象の世帯・住宅・補助額まとめ

対象世帯 対象住宅 補助額
すべての世帯 GX志向型住宅 160万円/戸

子育て世帯

若者夫婦世帯

長期優良住宅 建て替え 100万円/戸
上記以外 80万円/戸
ZEH水準住宅 建て替え 60万円/戸
上記以外 40万円/戸
 
②グリーン住宅支援事業者と不動産売買契約を締結し、新築分譲住宅を購入(所有)する方

「グリーン住宅支援事業者」とは、補助対象である住宅の建築・販売、リフォーム工事等を行う事業者です。購入者に代わり交付申請等の手続きを行い、交付を受けた補助金を購入者に還元する者として、予め本事業に登録した住宅事業者です。
エルハウジングはグリーン住宅支援事業者に登録しています。

※令和6年11月22日以降に基礎工事より後の工程の工事に着手した住宅が補助対象です。

注意点

※本事業の補助金は、原則として、補助対象が重複する他の国の補助制度と併用できません。
ただし、地方公共団体が独自に実施する補助制度については、国費が充当されていないものに限り、併用可能です。

 

GX志向型住宅とは?

GX志向型住宅の「GX」とは、グリーントランスフォーメーションの略です。化石燃料を使わずクリーンエネルギーを活用していくための変革や実現に向けた活動のことを指し、脱炭素志向型住宅と記述する場合もあります。

脱炭素志向型住宅(GX志向型住宅)は環境負荷を最小限に抑えつつ、エネルギー効率の向上や再生可能エネルギーの利用を重視した住宅を指します。これには、高効率給湯器や太陽光発電や蓄電システムの導入、高断熱・高気密設計などが含まれます。2030年までに義務化されるZEH水準を超える省エネ性能を備えています。

GX志向型住宅の要件

① 断熱等性能等級「6以上」

②再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率「35%以上」

③再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率「100%以上」

 

GX志向型住宅のメリット

①環境に優しい暮らし
二酸化炭素(CO₂)排出量を削減し、地球環境保全に貢献。

②経済的メリット
自家発電や省エネ技術により、光熱費の削減が期待できる。

③快適性の向上
高断熱・高気密設計により、年間を通じて快適な室内環境を維持。

④資産価値の向上
高い環境性能を持つ住宅は、将来的に市場価値が高まる可能性がある。

 

まとめ

政府は2025年から、省エネ住宅をさらに普及させるために「子育てグリーン住宅支援事業」を創設します。
従来のZEH水準よりも高い省エネ性能を持つ脱炭素志向型住宅「=GX(グリーントランスフォーメーション)志向型住宅」を設け、すべての世帯を対象に最大160万円を補助します。
子育て世帯などを対象とする長期優良住宅やZEH水準の住宅の新築購入や建て替えなど幅広く支援します。

「GX志向型住宅」は省エネ性能が高く、補助金も手厚いので、これからの新築住宅選びの大きなポイントです!

【2024年度の補助額比較】

GX志向型住宅160万円年齢制限なし:すべての世帯が対象。

長期優良住宅:前年より20万円減額80万円/子育て世帯等が対象

ZEH水準住宅:前年より40万円減額60万円/子育て世帯等が対象

子育て世帯等の新築住宅購入の場合、長期優良住宅・ZEH水準新築においては、2024年の「子育てエコホーム」よりも補助額が下がっているため注意が必要です。

エルハウジングでは2025年より義務化する「省エネ基準」または「ZEH水準」を満たした住宅を建築しています。住宅を選ぶ際には、エネルギー効率や環境性能といった視点も考慮してみてはいかがでしょうか。この記事が皆さんの今後の新築住宅購入の参考になれば幸いです。

注意点

※上記でご紹介した補助金が、エルハウジングの物件に適用されることを確約するものではありません。
※補助金のご利用には「適合証明書」の交付が必要になります(別途申請手数料要)。一部対象外の補助金制度・対象物件がございます。

(2025年5月現在)

 

〈参照元〉
≫住宅省エネ2025キャンペーン 子育てグリーン住宅支援事業HP(https://kosodate-green.mlit.go.jp/)

≫国土交通省HP「住宅の省エネ化への支援強化に関する予算案を閣議決定!(https://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_001249.html)」

≫国土交通省「子育てグリーン住宅支援事業の概要(https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001845823.pdf)」

 

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