一戸建て住宅を買う人の平均年齢「分譲戸建住宅は38歳」。 – エルハウジング

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一戸建て住宅を買う人の平均年齢「分譲戸建住宅は38歳」。

NEW住まいのお役立ち情報2025/06/12

夢のマイホームを購入したい・建てたいとお考えの方は多くいらっしゃることでしょう。しかし、貯蓄状況や収入、住宅ローンの返済計画などを総合的に考慮しながら、「いつがベストなタイミングなのか」を悩んでいる方も少なくありません。

それでは、一般的に人々は何歳くらいで一戸建て住宅を購入しているのでしょうか。

国土交通省が公表した令和5年度の調査報告書によると、住宅の種類ごとに見た購入時の平均年齢は、おおむね40代前後に集中しています。なかでも一戸建て住宅を購入した人の平均年齢は「38.2歳」となっています。

それぞれの平均年齢は、 以下のようになっています。

・注文住宅:44.8歳
・分譲戸建住宅:38.2歳 
・分譲マンション:43.0歳
・中古戸建住宅:46.4歳
・中古マンション:46.7歳 

≫参照1:国土交通省「令和5年度 住宅市場動向調査報告書(https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001767858.pdf) 」

 

30代でマイホームを購入する人が多い理由

① 結婚や子どもの誕生をきっかけに購入を検討する人が多い

厚生労働省の調査によると、令和5年(2023年)の平均初婚年齢は、夫が31.1歳、妻が29.4歳となっています。また、第1子出生時の母親の平均年齢は31.0歳です。

このように、30代前半は結婚や子どもの誕生といったライフイベントが重なる時期であり、家族構成の変化を機にマイホームの購入を考える方が多くなります。特に、子どもの成長を見据えて広い住空間や安全な住環境を求めることが、住宅購入のきっかけになるケースが多く見られます。

弊社が実施したアンケートでも「子どもが生まれたことがきっかけで住宅購入を考えた」というご意見を多くいただいております。

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また、住宅ローンの審査においても、30代は収入が安定しはじめる時期であり、融資を受けやすいことから、多くの人がこの年代で住宅ローンを利用してマイホームを購入しています。

② 住宅ローンの返済期間を見据えて購入を決断する

国土交通省の調査報告書によると、分譲戸建住宅をご購入される世帯のうち、64.6%の方が住宅ローンを利用しています。
住宅ローンは多くの場合、30年や35年といった長期にわたる返済計画となります。30代で住宅を購入することで、35年のローンを組んでも完済時の年齢を75歳前後に抑えることができます。

実際、住宅ローンには完済年齢の上限が設定されており、金融機関によって異なりますが、75歳または80歳が一般的です。そのため、例えば40歳で35年ローンを組んだ場合、完済時の年齢は75歳となり、ギリギリのラインになります。

こうした背景から、完済年齢に余裕を持たせたいと考え、30代で住宅ローンを組むことを選ぶ方が多いのです。将来的に住宅ローンを利用することを考えている方は、完済年齢から逆算して購入時期を計画することが大切です。

③ 賃貸住宅の家賃を“もったいない”と感じるようになる

賃貸住宅では、毎月家賃を支払い続ける必要がありますが、それはあくまで「費用」であり、資産としては残りません。一方、マイホームは土地や建物を含めて自分の「資産」となるため、将来的には売却や相続といった選択肢も持つことができます。

30代は、昇進や昇給などを通じて収入が安定しはじめる時期でもあり、「今の家賃と住宅ローンの返済額を比較して検討する」ことが可能になります。このように、中長期的な視点から、賃貸よりも購入を選ぶ人が増えていく傾向があります。

 

30代で新築住宅を購入するメリット

① 定年退職までに住宅ローンを完済しやすい

30代で住宅を購入すると、比較的長期の住宅ローン(30年~35年)を無理なく組むことが可能です。たとえば35年ローンを組んだとしても、定年退職前の70歳頃までに完済できる計算となり、老後の生活に備える時間を確保しやすくなります。

② 住宅ローンの審査において有利になりやすい

住宅ローンの審査では、完済時年齢、健康状態、年収、勤続年数などが重視されます。

30代は、仕事や収入が安定し始め、健康面でもリスクが少ない時期であるため、これらの基準をバランス良く満たしやすく、審査に通りやすい傾向があります。

③ 家族構成が見えてきた段階で計画的に購入できる

30代は結婚や出産など家族のかたちが定まりやすい時期でもあります。「子どもが生まれた」「これから生まれる予定がある」といったライフイベントに合わせ、教育費や生活費などを含めた長期的な資金計画を立てやすく、新築住宅の購入に踏み出しやすいタイミングといえるでしょう。

④ 長く住める安心感がある

40代や50代と比べると、30代で住宅を購入すれば、その分長い期間、同じ住まいで家族と過ごすことができます。家族の成長とともに思い出を育みやすく、愛着の持てる住まいになるというメリットもあります。


平均年齢「38歳」で住宅を購入した場合の注意点

国土交通省の調査によると、新築一戸建ての購入者の平均年齢は「38.2歳」とされています。この年齢で35年ローンを組むと、完済時は73歳となり、定年退職後も返済が続くことになります。

そのため、退職金を活用した繰上げ返済や、老後資金の同時準備などを視野に入れた計画的な資金管理が重要です。

また、住宅金融支援機構の「2023年度 フラット35利用者調査」によれば、住宅ローンを契約した人の平均年齢は「44.3歳」で、2017年度以降、年々上昇傾向にあります。晩婚化やライフスタイルの多様化に伴い、住宅購入年齢が遅くなる傾向が見られますが、若いうちに購入することで得られるメリットも大きいといえます。

住宅の購入は、将来を見据えた長期的なライフプランの一部です。30代という比較的若い時期にマイホームを手に入れることで、住宅ローンの完済や老後資金の確保に向けた、より安定した人生設計が可能になります。

≫参照2:国土交通省「令和5年度 結果の概要(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai23/dl/kekka.pdf)」

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