エルハウジング(京都)の新築住宅・商品紹介や構造品質/公式サイト

Column
コラム

  • トップ
  • コラム一覧
  • 「2面道路(両面道路)」のメリット・デメリット。角地とどう違う?

「2面道路(両面道路)」のメリット・デメリット。角地とどう違う?

NEW住まいのお役立ち情報 2026/10/08

以前ご紹介した「角地」や「前面道路」に関するコラムが大変好評でしたので、今回はその続編として「2面道路(両面道路)」のご紹介です。

「角地が良いのはわかるけれど、2面道路ってどうなの?」と疑問に思う方も多いはず。実は、2面道路には角地とはまた違った魅力と、立地ならではの知っておくべき注意点があります。

土地探しや家づくりを検討されている方は、ぜひ今回のポイントを参考にしてみてください。

1) そもそも「2面道路(両面道路)」とは?

「二方道路(にほうどうろ)」とも呼ばれ、敷地と前面道路との関係を表したもので、2本以上の道路に同時に接している土地のことをいいます。 「2つの道路に面している」という点では同じですが、角地とは接し方が異なります。

・角地(かどち): 2つの道路が交差する「十字路」や「T字路」の角に位置する土地。

・2面道路(両面道路): 敷地の「前と後ろ」など、向かい合う2方向が道路に接している土地。

▼二方道路の例

角地が斜め方向にひらけているのに対し、2面道路は敷地をサンドイッチするように道路が通っているのが特徴です。隣接する家が左右(または前後)の2軒だけになるため、角地に負けないほどの開放感があります。

2) 2面道路の「3つのメリット」

2面道路ならではの、暮らしを豊かにするメリットをご紹介します。

① 風の通り道ができ、通風・採光が良好

前後に道路という空間(抜け)があるため、家の中にまっすぐな風の通り道を作ることができます。窓を開ければ心地よい風が抜け、湿気やニオイがこもりにくい爽やかな住環境が実現します。光を遮る建物が少ないため、日当たりが良い点も魅力です。

② 間取りと外構(駐車場)の自由度が高い

2つの道路を使えるため、「どちらから出入りするか」の選択肢が広がります。
例えば、「北側の道路に駐車場と玄関を設け、南側の道路に向けてプライベートなお庭とリビングを作る」といった、人と車の動線を分けるゆとりのあるレイアウトも可能です。
車の出し入れがしやすい方の道路を駐車場に選べるのも大きな強みです。

③ 建ぺい率の緩和(ボーナス)が受けられることも

角地と同じように、自治体によっては「建ぺい率(敷地面積に対して建物を建てられる面積の割合)」が+10%緩和されるケースがあります。
同じ広さの土地でも、より大きな家を建てられる可能性があります。

3) 方角で変わる!南北道路と東西道路の特徴

2つの道路がどの方角にあるかによって、暮らしやすさや間取りの考え方が大きく変わります。

・【南北の両面道路】理想的なレイアウトが叶いやすい方角

南側の道路面にリビングや洗濯干し場を設けて日当たりをしっかりと確保し、北側の道路面に玄関や水回り、駐車場を配置するという「無駄のない間取り」が作りやすく、需要が高い立地です。

・【東西の両面道路】朝日と夕日を取り込める

東の道路側からは気持ちの良い朝日が入り、西の道路側からは夕日が入るため、一日を通して明るさを確保しやすい環境です。ただし、西日が入りやすいため、西側には小さな窓を採用するなどの日差し対策を検討しましょう。

4) 事前に知っておきたい「デメリット」と「対策」

魅力の多い2面道路ですが、両側が道路だからこその注意点(デメリット)も存在します。事前に対策を知っておけば安心です。

デメリット(注意点)解決策・工夫
外構費用(フェンス等)が高くなりやすい道路に面している部分が2倍になるため、両方に立派な門扉やフェンスを設けると外構費が上がります。メイン側のみしっかり作り、裏側はシンプルなメッシュフェンスやオープン外構にするなど、メリハリをつけましょう。
プライバシーと防犯の配慮が必要2方向から通行人の視線が入るため、外からの目隠し対策が必要です。また、裏側の道路から侵入されやすくなるリスクもあるため、センサーライトや音の鳴る砂利を敷くなどの防犯対策を取り入れましょう。
飛び出しによる交通事故のリスク(安全面)小さなお子様やペットがいるご家庭では、両側に道路があることで飛び出しのリスクが心配されます。玄関前に門扉や飛び出し防止のフェンスを設けるなど、安全に配慮した外構計画が必要です。
セットバック(土地の後退)が2箇所発生するかも前面の道路幅が4m未満の場合、家を建てる際に敷地を少し後退(セットバック)させるルールがあります。2面道路の場合、両方の道路でセットバックが必要になるケースがあり、想定以上に「家を建てられる面積」が減ってしまうことがあるため、購入前に確認しましょう。
車の騒音や排気ガス両方の道路の交通量が多いと、騒音や排気ガスが気になりやすくなります。寝室を交通量の少ない道路側に配置する、防音性の高い窓を採用するなどの間取りの工夫が大切です。

まとめ

2面道路(両面道路)は、前後に道路の抜けがあることで「開放感」や「日当たりの良さ」に優れ、人と車の動線を前後に分けられるといった、独自の魅力的なメリットを持つ土地です。

建築制限(セットバック)や外構費用のコスト増、お子様の飛び出しといった安全面の懸念から敬遠されることもありますが、設計や外構の工夫次第でそれらを上回る快適な住まいを実現できます。
土地探しで「2面道路」に出会った際は、ぜひ今回のポイントを家づくりの参考にしてみてください。

「 住まいのお役立ち情報 」の最新記事


ページの上へ