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75歳以上の親との同居が増加中!新築4LDKは二世帯同居の選択肢になる?
NEW住まいのお役立ち情報 2025/09/04

近年増加する二世帯同居と4LDKの可能性
近年、75歳以上の高齢者と子世帯の二世帯同居の割合が大幅に増加していることをご存知でしょうか。旭化成ホームズのデータによると、2015年には26%だった75歳以上の親世帯との同居予定が、2022年には47%まで上昇しています。2025年には75歳以上と50代の人口が大きく増える予測もあり、親世帯75歳以上、子世帯50代以上の二世帯同居が今後ますます一般的になると考えられます。


エルハウジングでは、4LDK・4SLDK・5LDKといったゆとりのある間取りの新築一戸建て住宅を数多く手掛けています。「大きい」「広い」「明るい」をテーマに、年代を問わず多くのご家族にとって使いやすく、長く快適に暮らしていただける住まいを目指しています。
4LDK以上の間取りの最大の魅力は、なんといっても「部屋数の多さ」です。お子さんが増えても、ペットを迎え入れても、窮屈さを感じにくいゆとりのある空間は、家族の暮らしに柔軟に対応できます。
このような背景の中で、新築4LDKの間取りは二世帯同居家族におすすめできるのでしょうか?
世帯の構成やライフスタイル、そして間取りの工夫次第で、その答えは変わってきます。
参照:旭化成ホームズ株式会社HP「https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/press/20230207/index/」
二世帯住宅の種類
二世帯同居には、主に3つのタイプがあります。
①完全同居型(一体型二世帯)
玄関、キッチン、お風呂などを共有し、寝室や子ども部屋といったプライベート空間を世帯ごとに分ける住まい方です。
②完全分離型(分離型、独立二世帯)
玄関、LDK、プライベート空間まですべて分離・独立した二世帯住宅です。
③部分共有型(共用型、共用二世帯)
共有のリビングやキッチン、お風呂などを設ける一方で、ミニキッチンやシャワー室などのサブ設備を世帯専用で設置したり、玄関のみ共用したりするパターンなどがあります。
今回のコラムでは、主に「完全同居型(一体型二世帯)」について焦点を当ててご紹介します。
新築4LDKがおすすめできるケース
一般的に、4LDKはLDKと洋室が4つの構成です。以下のような二世帯家族であれば、4LDKは良い選択肢となり得ます。
●世帯の人数が比較的少ない場合:
例えば、親世帯が夫婦二人、子世帯が夫婦二人、あるいは夫婦と子ども一人など、合計4〜5人程度であれば、それぞれの個室を確保しつつLDKを共有できる可能性があります。
●プライベート空間が各寝室で確保できれば十分な場合
各世帯が独立したLDKや水回りを必須とせず、個室と共有リビングで満足できるなら適しています。
●共有スペースでの交流を重視する場合

家族全員で食事をしたり、リビングで団らんする時間を多く持ちたいご家庭には良い選択肢です。
エルハウジングの建売住宅は、ソファを配置してもゆとりを感じる広々としたLDKが特長です。また、ダイニングとリビングを見渡せるペニンシュラキッチンを採用しているため、小さなお子さまの様子を確認しながら安心して家事ができます。
4LDKで検討すべき点・工夫が必要なケース
一方で、4LDKを二世帯同居で利用する際には、注意し、工夫を凝らすことが大切です。
●水回り(キッチン・浴室・トイレ)の共有
4LDKの場合、水回りは基本的に1セットであることが多いため、入浴時間や調理時間などが重なると不便を感じる可能性があります。
トイレを2ヶ所設置する、洗面所と脱衣所を分けるなど、水回りの混雑緩和策を検討しましょう。エルハウジングの建売住宅では、トイレを2ヶ所設置している間取りも多く、朝の混雑時や人数の多いご家族でも使いやすいように工夫しています。
●生活時間のずれ
起床や就寝、食事の時間が大きく異なる場合、生活音が気になったり、お互いに気を遣いすぎてしまうことがあります。各寝室の配置を考慮しましょう。
●個室の数と広さ
4LDKは個室が4つですが、例えば親世帯に夫婦で2部屋、子世帯に夫婦と子どもで2部屋となると、子どもの成長やもう一人増えた場合に対応しきれない可能性もあります。
まとめ
新築4LDKの間取りは、「コンパクトな二世帯同居」を目指す家族であれば十分おすすめです。しかし、よりプライベートな空間を重視したり、世帯間の生活音を最小限に抑えたい場合は、水回りの増設や空間のゾーニング(区画分け)を工夫した、もう少し広い間取り(5LDK以上や水回り2セットなど)を検討する方が良い場合もあります。
ご家族の人数、ライフスタイル、そして将来の計画を具体的にイメージして、最適な間取りを選んでくださいね。
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