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クローゼットの種類と特徴

間取りのアイデア2024/03/11

収納は間取りを決める際の大きな要素となります。
収納と言えば「クローゼット」が一般的であり、収納の中心的存在です。

クローゼットは種類により、それぞれの特徴があります。
今回はクローゼットの種類とメリット・デメリットをご紹介します。

クローゼットの種類

クローゼットには種類があり、主に次の4つが挙げられます。

①壁面クローゼット
②ウォークインクローゼット
③ウォークスルークローゼット
④ファミリークローゼット

①壁面クローゼット

その名の通り壁面を活用して設置するクローゼットです。奥行きを浅くし、ハンガーをかけるレールをつけるのが一般的です。洋服を一列に並べて収納できます。枕棚を設置する場合もあります。
また収納ボックスなど活用し、バッグなどの小物の収納も可能です。

狭い空間に設置できるため、デッドスペースなどを活用できるのがメリットです。
大きいものやかさばるものは収納に工夫が必要です。

リビングや各居室に設置されます。

≫クローゼットの湿気対策 記事はこちら

②ウォークインクローゼット

中を歩くことができる奥行きのあるクローゼットです。
2帖~3帖ほどの広さがあり、物が取り出しやすく、大きな荷物やかさばるものが収納しやすいのがメリットです。
人が歩くためのスペースが必要となるので、壁面クローゼットよりも面積が必要となります。

枕棚やハンガーをかけるレールをつけるのが一般的です。
弊社では主寝室やバルコニーに繋がる部屋に設置することが多いです。
家事導線にも配慮し、効率的な収納を心掛けることで、ウォークインクローゼットのメリットを最大限に生かすことができます。

≫ウォークインクローゼットの湿気対策 記事はこちら

③ウォークスルークローゼット

ウォークインクローゼットのような大容量の収納ペースがありつつ、入り口から入って、そのまま通り抜けられるタイプのクローゼットです。 

ウォークスルークローゼットのメリットは、風通しがよく生活導線に優れた収納であることです。
寝室に設置した場合は、出入り口に設置することで、通り抜ける際に身支度を整えたり、従来の生活動線にスムーズに組み込むことができます。
リビングなど家族の行き来が多い位置に設置した場合、家族みんなが共有して使いやすく、朝の支度がスムーズに進みます。
リビングからウォークスルークローゼットへ、ウォークスルークローゼットから洗面所へと、行き止まりなく回れるため時間を効率よく使えます。
廊下の一角に設置する場合、外出前に素早く必要なものを選ぶことができ、逆に帰宅時は身に着けていたものをそのままクローゼット内に収納できます。
また、通常のクローゼットは空気が循環する構造ではありません。そのため、湿気対策や換気などが必要ですが、その点、ウォークスルークローゼットは配置する場所により風が通り抜ける構造を作ることができ、その結果、衣類が痛みにくくなります。

ただし、出入り口が2つ必要なため、収納に使えないスペースができることがデメリットです。
動線が一方通行でない、利便性が高いウォークスルークローゼットですが、設置したものの「思ったより収納力がない」「部屋が狭くなってしまった」などの問題が見受けられます。 
配置する位置や生活の動線など、設計時に考慮する必要があります。

④ファミリークローゼット

ファミリークローゼットは家族で共有できる場所に設置します。
主に衣類の収納をメインとし、家族が共有で管理できる収納スペースです。
家族の洗濯物を各部屋に運ばなくても、まとめて収納することができるので、時間短縮の面で注目が集まっています。

・衣類をまとめて収納できる
・子供の部屋に入らず収納でき、気を使わない
・収納場所が決まるので、リビングや各部屋に衣類など散らかりにくくなる

子供の部屋に洗濯物を持っていったら「勝手に入らないで!」と言われた経験や、
逆に子供のころ、親に対して「勝手に部屋に入らないで!」と思った経験はありませんか?
難しいお年頃のお子様がいるご家庭の場合、勝手にお子様の部屋へ洗濯物を持っていくことは難しくても、ファミリークローゼットに置いておけば、部屋を通らずに収納できるので、収納する側も使う側も気をつかいません。

デメリットとしては、家族全員分となると、ある程度の面積が必要になることです。

 

クローゼットを設置する際気を付けたいこと

■丈の長い服を掛ける場所をつくる

たくさんのハンガーを掛けることを考えて、ワンピースやロングコートなど丈の長い服を掛ける場所をつくることは忘れがちなのでご注意ください。

■全身鏡があると身支度がスムーズ

クローゼットの前や中に全身鏡があると便利です。

■設置する場所を考える

①洗濯導線を考える

バルコニーと続く部屋にウォークインクローゼットやウォークスルークローゼットを設置すれば、ハンガーに掛けたまま収納ができます。
また、アレルギーや花粉・PM2.5対策として室内干しが増えています。
室内干しをする洗面所やランドリールームの隣に設置すれば、洗濯導線が短くなります。

②外出準備や帰宅時を考える

玄関にクローゼットを設置すれば、靴が散乱することがなく、スッキリきれいな状態が保てます。外出準備がもっとラクになります。
小さなお子様の場合、帰ってきたらまずコートを脱ぎたい!カバンを置きたい!という気持ちが勝ちます。「リビングに置きっぱなし」を減らすことができます。

写真は玄関横に設置された靴を履いたまま出入りできる「エントランスクローゼット」です。
靴をメインに収納する「シューズインクローク」と呼ぶこともあります。
エントランスクローゼットは玄関周りのもの全般を収納するスペースです。
ただし、明確な呼び方に違いがないため、施工会社によっては呼び方が異なります。

靴以外にも傘、ゴルフバッグ、子どもの遊び道具、ベビーカーなどが収納できます。
棚の他にハンガーをかけるレールをつけることで、コート類を掛けておけます。

小さなお子様がいらっしゃるご家庭の場合、保育園や学校用品など泥の付いたものを室内に持ち込まずに済みます。お部屋の中がきれいに保たれます。
ゴルフバッグなどのアウトドアグッズ用に物置を買う必要がなくなります。

③キッチン収納として考える

パントリーや家事スペースとして使いたい場合、キッチン横に設置することをおすすめします。

④水回り近くに設置した場合は湿気対策が必要

家事効率を考えて水回り付近にクローゼットを設置する場合、湿気が溜まりやすくなるかもしれません。お気に入りの洋服にカビが発生する可能性があるため、通気性の良い場所への設置または換気ができる環境にする必要があります。

 

クローゼットの扉の種類

クローゼットの扉にも種類があり、またデザインにこだわることで家の中がおしゃれになります。

折れ戸

壁面クローゼットで一般的に使われるのが折れ戸タイプです。
弊社のクローゼットの扉には折れ戸タイプが多いです。
扉の中央が折れるため、開け閉めが省スペースで行え、全開にしやすいのが特長です。
引っ張る動作が必要なため、小さいお子様や高齢の方には不向きです。

開き戸

一般的な1枚戸の扉です。
中を一目で確認でき、出し入れがしやすいのがメリットです。
扉を開け閉めするためのスペースが必要なので、狭い場所への設置には向きません。

引き戸

省スペースで設置でき、クローゼットの前に物があっても、開け閉めしやすいのが特長です。
小さな力で開け閉めしやすいのがメリット。
扉を全開にはできないのがデメリットです。

扉なし

出し入れがスムーズになり、見せる収納を楽しめます。
壁面クローゼットに扉をつけないタイプを、オープンクローゼットと呼びます。
常に中が見えることが気になる方は、突っ張り棒などでスクリーンやカーテンを設置すれば、お客様が来ても安心です。扉を付けない分、コストも抑えられます。

まとめ

クローゼットにはそれぞれの特徴があります。
間取りの打ち合わせでも「収納を増やせないか」「ウォークインクローゼットがほしい」と希望される方がたくさんいらっしゃいます。しかし、ウォークインクローゼットは壁面クローゼットに比べて面積が必要なことは、意外と知られていません。

間取りから物件を選ぶときには、居室の数や広さを重視することが多いですが、収納にもぜひ目を向けていただきたいですね!
家族の人数や生活スタイルに合った収納があると、毎日の生活が暮らしやすくなります。

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