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3SLDKの「S」とはどういう意味?どんな間取りか解説します

間取りのアイデア2024/08/30

今日は間取りについてのお話です。

一戸建て住宅では【3LDK】や【4LDK】などよく聞く間取りを思い浮かべます。では、【3SLDK】とはどんな間取りなのでしょうか。

間取りの【S】とは、「納戸、サービスルームなど」を指します。

上図は【3SLDK】の間取りです。2階が洋室3部屋+納戸になっていることがわかります。【4LDK】とは何がちがうのでしょうか?解説していきます。

 

間取りの表記

ここでは一戸建て住宅で一般的に使われる間取りの表記について説明していきます。

【LDK】=リビング・ダイニング・キッチン

【L】は「Living(居間)」。【D】は「Dining(食事室)」。【K】は「Kitchen(キッチン)」のことです。
リビング・ダイニング・キッチンが一つの空間として連なっている場合には【LDK】と表記します。
下図は一戸建て住宅の一般的な間取り【3LDK】の例です。3部屋+リビング・ダイニング・キッチンの空間がある間取りとなっています。

【S】=納戸、サービスルーム

【S】は「Service room(サービスルーム)」のことを指し、窓がない場合や窓があっても極端に小さい空間を指します。納戸の略として「N」を使用する場合もあります。

不動産販売会社や建築会社によっては、間取りの表現方法が異なります。サービスルームとほぼ同じ意味合いで【DEN】などを使用する場合もあります。

N 納戸
DEN 書斎や趣味を楽しむ小部屋
WIC ウォークインクローゼット。広い収納スペース

 

納戸【S】がある間取り

▼下図は【3SLDK】の例です。3部屋+リビング・ダイニング・キッチン+納戸がついているということになります。
【3LDK+S】と表記される場合もあります。

▼下図は【2SLDK】の例です。【2LDK+S】と表記される場合もあります。

 

なぜ【S】表記にするのか

間取りの居室と【S】の違いは、建築基準法で「居室」の基準を満たしているかどうかです。
建築基準法では床面積に対して、採光や換気の開口部の面積基準が定められています。
間取り図の【S】などと書かれたスペースを確認すると、窓のない部屋や、窓が小さい部屋などに該当します。4LDKと表記できないため、3SLDKと表記しているのです。

 

納戸の活用方法

主に収納スペースとして使用可能な部屋のことです。ユーティリティスペースや書斎、多目的スペースなどとも表現されることがあります。その広さは2畳から7畳までと、建築会社や販売会社によってさまざまです。

●居室代わりに使う

ある程度まとまった広さの納戸の場合、少し暗かったり窓が小さいものの、部屋の構造そのものは居室とほとんど変わりません。建築基準法では居室と認められていないため、納戸やサービスルームに明確な面積の定義は設けられておらず、居室より広い場合もあります。

●物置など収納スペースとして使う

窓がついていても小さかったり、採光量が少ないので、直射日光による日焼けも防げます。2~3帖程度の広さであれば、ウォークインクローゼットの代わりとして使用することができます。

●書斎やワークスペースとして使う

昨今ではテレワークや在宅勤務の人の増加により、書斎やワークスペースを設ける方が増えています。
もう一室設けるまでの必要がなくても、こぢんまりした空間である納戸は、仕事に集中しやすい書斎スペースにピッタリの空間です。しかし、設計上コンセントがない場合があるので、パソコンなどを使用する場合はコンセントの問題をクリアできれば、仕事スペースとして活用できます。

●子ども部屋として使う

子どものおもちゃや絵本などを置き、遊び部屋として使うことができます。

 

納戸のデメリット

建築基準法で「居室」として認められていないため、窓がなかったり、コンセントがない場合、部屋として使用することが難しかったりします。エアコンの配線がない場合もその一例です。
窓がない場合や窓が小さいなど、「換気が難しい」といったデメリットも存在します。採光量が少ないため、照明を点けないと室内が暗くなり、物を探すのが困難となる場合もあります。

 

まとめ

広い納戸は、建築基準法で「居室」として認められていないものの、家族それぞれのライフスタイルに合わせた幅広く活用できます。
直射日光の影響を受けにくいため、収納スペースや書斎、家事をするのに便利な空間として使用できます。

照明やエアコンなどの設備を整えるなど工夫次第で、快適に過ごせるプライベートスペースにもなります。

≫合わせて読みたい「DENと表記される部屋や収納」

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