子育て中家族は一年中悩んでいるだろう「玄関が砂・泥まみれ問題」。建築前と入居後の玄関の砂まみれ対策について考えてみた。 | エルハウジング

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子育て中家族は一年中悩んでいるだろう「玄関が砂・泥まみれ問題」。建築前と入居後の玄関の砂まみれ対策について考えてみた。

間取りのアイデア住まいのお役立ち情報2024/05/26

「家の顔」と言われる玄関ですが、小さなお子様がいらっしゃる場合、保育園・幼稚園・小学校から帰ると、玄関が砂まみれになり、家の中にも砂がじゃらじゃら…。
屋外スポーツや部活動に励む中学生・高校生がいらっしゃるご家庭の場合も、シューズやユニフォームの汚れが玄関で落ちきらず、気が付けば家の中まで砂が入ってしまいます。
お子様がいるご家庭は、一年中この砂や泥と戦っているのではないでしょうか。

汗や雨で湿った靴、靴の裏などについたゴミやほこりが玄関にたまると、そこから不快な臭いが発生します。できるだけ玄関に入る砂や泥を減らす対策が必要です。

ここでは、子育て中のご家庭におすすめな玄関に置きたい砂・泥対策のアイテムや設備について説明していきます。

≫合わせて読みたい「玄関や玄関収納の臭い・カビ対策

【お子様がいるご家庭におすすめの玄関の汚れ対策】

家の外か内側かで使われ方が違うので、汚れ具合も異なってきます。ここでは①玄関外のポーチ、②玄関の土間部分、③ホール・廊下(フローリング部分)に分けて考えていきます。

①ポーチ

ここで靴についた砂や泥を落としてから、家に入ることで、玄関をきれいに保つことにつながります。

・屋外用の玄関マットを置く
汚れを落とす方法としては、屋外用の玄関マットが効果的です。マットを置くと、手を使わずに靴底の汚れや水分を落とすことが可能です。また、小さなお子様でも簡単に泥を落とすことができます。

・傘立てを置く
濡れた傘の一時置きもポーチに傘立てを置くといいでしょう。

・立水栓を設置する
ポーチ周りに立水栓を設置しておくことで、玄関ポーチの掃除、泥だらけの靴やアウトドアグッズを外で洗いたい時に便利です。

②玄関土間

土足のまま使用できるスペースなので、汚れやすくなります。外で使ったもの(ボールやベビーカーなど)を置くスペースとして利用するため、物が集まりやすい傾向にあります。

・汚れやすい靴の置き場を設ける
汚れた靴などの置き場や棚を確保し、汚れを取り除いた靴はシューズクロークの中などに収納するよう使い分けることをおすすめします。砂や泥がいろんなところへ飛び散るのを防止します。

・玄関土間にコンセントがあると便利
住み始めてから「ここにコンセントがあったらよかったのに」と思う場所の一つが玄関です。玄関周りでコード付き掃除機を使用する際はもちろん、DIYの時に使う電動ドライバー・電動自転車のバッテリーなど、外で使うものの充電に玄関土間のコンセントは便利です。

・上着を掛けるフックやパイプハンガーを設置する
コート掛けを玄関の壁やシューズクロークに設置するなど、用意しておくと便利です。
建築前であれば、シューズクロークの設置を検討してみてもいいでしょう。シューズクロークにパイプハンガーがあるとアウトドアグッズを収納できて便利です。しかし、シューズクロークを設置するにはその分のスペースを確保する必要があります。
壁にボードやフックを取り付けるという方法も有効です。

▼玄関の有効ボード・フックやコンセントの施工例

③廊下 ホール(フローリング部分)

家の中で最も外からの汚れを持ち込んでしまう場所です。ポーチや玄関土間で取り除けなかった靴下に付いた埃や細かい砂が落ちて、床がザラザラしてしまいます。汚れた洋服や靴下は玄関土間の部分で全部脱ぐ、アウターなどはシューズクロークに収納するなど、できるだけ室内に持ち込まないようにする工夫が有効です。

・掃除用品の常備
いつでもサッと掃除ができるように、手ほうきなどを常備しておくと便利です。

・お帰りクローゼットの設置
靴箱やシューズクロークとは別に家の中の玄関にクローゼットがあると、上着や洋服を掛けられて便利です。小さなお子様がいらっしゃる場合、汚れやすい靴や服は玄関土間に、あまり汚れていないものは廊下のクローゼットに収納しておくと便利です。外出時に使うものを玄関周辺にまとめておくことで、朝の通園・通学の準備がスムーズになります。
▼玄関ホールのクローゼット設置施工例

・手洗い場の設置
建築前であれば、玄関に手洗い場を設置することで、子どもの砂や泥の汚れを室内に持ち込まないため、おすすめです。ウィルスや花粉を防ぐためにも有効です。コロナ流行前と比較すると、玄関に手洗い場を設置している家庭は60%以上に増えています。お子様の手洗い習慣も身につきます。
※「玄関手洗い設置率」調査 (2021年株式会社LIXIL住宅研究所)

▼玄関手洗いの設置施工例
 

間取り例を見てみると、下記の画像のようになります。


ただし、全てを取り入れてしまうと、建築費がかさみます。各家庭ごとにできる範囲で、汚れ対策をしていきましょう。

洗面脱衣所がリビング側ではなく、玄関側にある家の場合、玄関から直接洗面脱衣所に向かい、汚れた服を全て脱いだり洗うことで、室内に砂を持ち込むことなくすみます。
玄関と洗面所・リビングが行き来できる間取りであれば、帰宅後の動線がスムーズです。身支度や入浴、洗濯ものをしたり一日に何度も行き来する洗面所に工夫をすることで、お子様だけでなく、家族全員の外出準備がスムーズになります。

まとめ

玄関は家の中にありながら、外のように使える便利なスペースです。その分、汚れやすい場所になっています。活発なお子様のいるご家庭には、シューズクロークや玄関手洗い場の設置がおすすめです。ウイルスや花粉を防ぐためにも効果的です。
しかしながら、シューズクロークの設置や家の中に手洗い場を増設すると建築費用がかかってしまいます。加えて、その分のスペースも必要となるため、LDKが狭くなることや、敷地の形状や土地の広さによっては建築が難しい場合もあります。
お住まいの間取りやご家庭状況によって、玄関の汚れ対策は異なってきます。みなさんの参考になれたらうれしく思います。

≫合わせて読みたい「玄関収納の種類やシューズクロークのメリット・デメリット

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