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光熱費を抑えたい!光熱費を減らす家づくり・建築時の注意点~間取り・住宅性能編~

間取りのアイデア2024/04/10

結婚し、子供ができ、手狭になった賃貸から一戸建ての広い家に引っ越してから気づいたこと。
それは「光熱費の高さ」です。
一戸建てへ引っ越してから「電気代が高くなった」という声をよく耳にします。

電気代が高くなった理由として挙げられるのは「間取りが広くなった分、光熱費がかかること」です。
当記事では光熱費を安くする間取りアイデアをご紹介します。光熱費を抑えられるような工夫と対策を行いましょう。

これから建築する人もすでにお住まいの方も、ぜひ一読ください。

光熱費を減らす家づくり・間取りの注意点

「広くて吹き抜けがある家」や「家族がリラックスできて、ゲストを招きやすい広いリビング」は、魅力的ですが、そこには落とし穴が…。
光熱費を減らすことに重点を置いて、ポイントをまとめてみました。

 

①広いリビングは冷暖房効率が下がる

「広いリビング」はマイホームの魅力と満足度を高めてくれる一方で、空間が広くなればなるほど、エアコンの効きが悪くなります。エアコンの性能も広い空間に合うものを購入する必要がありますし、効き始めるまでの時間もそれだけ長くなってしまいます。エアコン機器の選び方や設置場所など考慮する必要があります。

≫合わせて読みたい:広いリビングの活用方法 メリット・デメリット

 

②窓から熱が逃げやすい

窓の多い間取りは、光熱費がかかりやすい間取りの代表です。なぜなら、熱は窓やドアなどの開口部から逃げやすいからです。複層ガラス(ペアガラスやトリプルガラス)や断熱樹脂サッシを選んだり、ガラスも遮熱タイプにすることで光熱費節約につながります。
カーテンは大抵のご家庭で取り付けると思いますが、選ぶときには遮熱や遮光のものを選ぶとよいでしょう。外に取り付ける日よけは熱が室内に入りにくくなるので、室内側で遮るより効果的です。

 

③リビング内階段におすすめな人と不向きな人がいる

家族とのコミュニケーションをとるために、リビング内の階段を選択されるご家庭は多いです。また、設計上リビングの中に階段がある間取りが安くなる場合があります。
しかし、リビング内の階段に何も対策を講じなければ、冷暖房効果や音、臭いが2階に上がってしまうというデメリットがあります。
冬場は暖房の熱が2階へ逃げてしまい、1階は足元が寒いリビングになってしまいます。夏場は1階の冷房をつけると、階段や2階まで涼しくすることになりますので、効き始めるまでの時間もそれだけ長くなってしまいます。
冷暖房をリビングに集中させたいのであれば、扉などで階段を仕切る必要があります。
建築前であれば、階段はリビングとは別の空間に設置することや扉を設けるなど、間取りに配慮が必要です。

 

④吹き抜けのメリットとデメリットを知る

広いリビングの家に多いのが「吹き抜け」です。リビングが吹き抜けになっていると、部屋が明るく、日中は電気をつけなくても明るい空間になります。
しかし、エアコンは2階の分まで効果を発揮することになるため、冷暖房の効きが悪くなりがちです。
特に夏は天窓や吹き抜けにある高所の窓からの太陽光で室内の温度が上昇します。カーテンやロールスクリーンなどを設置することで、太陽光を遮るなど工夫をしておくと良いかもしれません。

 

光熱費を抑えたい人へおすすめな間取りや住宅性能

①シンプルな間取りの家にする

光熱費を抑えたい方へおすすめしたい間取りは「シンプルな間取りの家」です。シンプルな間取りの家は余計なものを省き、必要なものだけを持つことで、生活空間はより洗練され、整理整頓がしやすくなります。空間に無駄が少なく、効率的な家事動線をつくることができます。

・シンプルなデザイン

奇抜なデザインや間取りにしないことで建築費用や住み始めてからメンテナンス費用を抑えることができます。シンプルなデザイン・間取りの家は流行り廃りがなく、のちにライフスタイルの変化や転勤などでマイホームを手放すことになっても、不動産運用する際に有利に働きます。

・コンパクトな家にする

「コンパクトハウス」という言葉をご存じでしょうか。明確な定義は存在しないものの、一般的には延床面積30坪未満の住宅を指します。「小さな家」の意味を持っていますが、日本でも人気の住宅形態です。
面積が小さい分、建築費用を抑えることができる他、生活費や税金も抑えることができます。
電気代は住宅の広さと契約を結ぶことになっているため、住宅が広いほど多くの電気が必要となります。コンパクトハウスの場合は、少ない電気料金で契約することができるので、電気代を抑えることになります。
また、60.5坪以下の住宅は「小規模住宅用地」と呼ばれ、固定資産税や都市計画税などの税金を軽減できます。コンパクトハウスには大抵3〜4部屋程度しかないため、掃除の手間を大幅に減らすことができます。

弊社のテラシエ仕様では効率的な家事導線の3LDK~4LDKの間取りの家を販売しております。

・廊下を減らす

廊下を省略して床面積を節約できるので、間取りがスッキリするのも大きなメリット。廊下を省略するだけで、その分リビングを広くしたり収納を増やしたり選択肢が増えます。シンプルな間取りの家をつくることにも繋がります。
京都のような狭小地が多い地域に家を建てる場合は、どれだけスペースを無駄なく生かし、快適な生活空間を確保できるかがポイントになります。

・水回りをまとめる

水回りをまとめることで、建築コストを削減できます。また、家事の動線がスムーズになります。水回りにはキッチン・浴室・洗面所・トイレ・ランドリールームなどが挙げられます。
長く住んでいると、ライフスタイルが変化し、自宅を手放さなければならないケースもあります。シンプルで家事動線が良好な間取りは、幅広い世代に需要があり、売却もしやすいです。のちに賃貸などで不動産を運用する場合も、活用方法が豊富で、誰でも使いやすいため、借り手を早く見つけやすいのです。

 

②住宅性能を上げる

家を建てる前であれば、オール電化やZEH採用の家を検討するのも1つの方法です。

・ZEH住宅や太陽光発電システム搭載

省エネ・創エネ・高断熱なZEH住宅なら、電気代の削減が期待できます。
デメリットとして、高い性能の断熱材や窓を使用することから建築費用が高くなる可能性がありますが、各種補助金を有効活用しましょう。
2024年度経済産業省と環境省では、ZEHの基準を満たした住まいに対して、55万円~100万円/戸の補助金を交付しています。
2024年は子育てエコホーム支援事業「住宅省エネキャンペーン2024」の実施が決まっており、新築ZEH住宅では最大80万円の補助金が交付されます。
初期投資は必要ですが、入居後の電気代が安くなるだけでなく、高くなった建築費用を補助金で補填して早期に回収できます。

 

・オール電化にする

オール電化とは、ガスを使わず全て電気で生活する住まいのことです。特徴として、ガスコンロに代わって、IHクッキングヒーターやエコキュートの導入が挙げられます。
IHクッキングヒーターは火を使わないので、周辺が熱くなりにくく、エアコンの効きにも影響しません。
オール電化住宅にすると、光熱費の契約を電気に一本化でき、家計管理がしやすくなります。また、ガスの契約がなくなることで、ガスの基本料金も不要となります。
オール電化住宅は、エコキュートとIHクッキングヒーターが必須となるため、初期費用がかかります。他にも付随して考慮すべき設備として、太陽光発電システムや蓄熱暖房機、床暖房などがあり、初期費用が高額になることがあります。
経済産業省では、エコキュートなどの高効率な給湯機に対する補助金を交付しています。2024年は給湯省エネ事業「住宅省エネキャンペーン2024」で、8万円~20万円の補助金が受けられます。また、既存の電気温水器と蓄熱暖房機を撤去した際にも補助金を受けることができます。

 

・断熱性能の高い家

家の断熱性能を高めることは光熱費を抑えることに直結します!断熱性能が高ければ、少し冷暖房設備を稼働させるだけで家の中はすぐに快適気温に。
断熱性が高い住宅ではリビング階段や吹き抜けがある間取りでも、住まい全体をすっぽり断熱層で包んでしまえば対策できますので、断熱性の高さに注目して選びましょう。

 

・窓は複層ガラスや二重サッシにする

断熱性能を高めるうえで非常に重要なのが「窓」です。断熱性能の高い窓として有名なのは、複層ガラス(ペアガラスやトリプルガラス)。2~3枚のガラスが束になっているもので、家の中や外に熱を伝えにくく、結露対策や防犯面でも非常に優秀です。

弊社のテラシエ仕様の建物でも、Low-E複層ガラスを採用しています。一般のアルミ製単板ガラスサッシに比べ約2倍の断熱性能で、保温効果を高めガラス面の結露発生を軽減します。

 

≫合わせて読みたい「2024年新築分譲住宅の購入するなら知っておくべき補助金制度

 

まとめ

リビングに階段や吹き抜けがある住宅には憧れますし、高い電気代が発生することを想定していると思いますが、予想以上に高額になり、後悔しているご家庭もあるのではないでしょうか。しっかりと考えて計画を立てないと、ランニングコストとしての光熱費の負担が大きくなります。

シンプルな間取りやコンパクトな家は、流行の影響を受けにくく、幅広い世帯に需要がある住宅形態です。効率的な家事動線を作りやすいことや、建築費や光熱費を抑えられることが期待できるだけでなく、コンパクトな家は家族を近くに感じられるというメリットもあります。
住宅性能を上げる方法として挙げた「ZEH住宅」や「オール電化」などは初期投資が必要ですが、入居後の電気代が安くなるだけでなく、補助金の交付も受けられますので、高い省エネ性能を持つ住宅の建築も検討してみてはいかがでしょうか。

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